2012年9月19日水曜日

坂東三十三観音 第29番 海上山千葉寺

山門(海上山千葉寺)
千葉駅南東の丘の上に位置する千葉寺は真言宗豊山派のお寺です。大綱街道と呼ばれる県道20号線沿いに見える山門は文政11年(1828)の建築と古いもので歴史のあるお寺であります。付近は千葉寺町と町名にまでなっていますが境内に大きな見どころがないためか、市内の方でもこのお寺に参拝したことのある方は少ないのではないでしょうか。

阿形(海上山千葉寺)
山門内の仁王像は木の格子の間から良く見えます。

吽形(海上山千葉寺)
仁王像も歴史がありそうですが塗られた赤い色が綺麗であり最近塗りなおされたのでしょうか。

山門反対側(海上山千葉寺)
県道の横に山門があり山門に直交する参道がないとは珍しいお寺だと思いましたが、山門を振り返ると山門に対しまっすぐな道がありました。昔はこの道が参道であったのかもしれません。

大銀杏(海上山千葉寺)
境内に入るとすぐに目につくのが大きな銀杏の木。高さ30mあるこの銀杏は行基がもたらしたものと伝えられています。かかわっているお寺の数では行基と弘法大師だとどちらが多いのでしょうか。

乳柱(海上山千葉寺)
大銀杏の枝には乳柱と呼ばれる気根が垂れており、これを煎じて飲むと母乳が良く出るようになるとのこと。現在は千葉県の天然記念物に指定されており木を痛める行為は禁止されています。

本堂(海上山千葉寺)
本堂は昭和51年に作られたコンクリート製のもの。前面の扉は固く閉じており、その扉の前での納経であり、ありがたさが感じられません。

納経所(海上山千葉寺)
山門をくぐり左手にある納経所です。入口左側にあるインターホンを押してお寺の方を呼び納経帳を預けます。お寺の方は中に入り参拝者は記入していただいている間は入口で待っており書き終わると納経帳を返してもらうシステム。このようなパターンは初めてで、参拝者とはできるだけかかわりたくないということではないのでしょうが寂しく感じてしまいました。

弁財天(海上山千葉寺)
境内にあった弁財天です池らしきものはありませんでしたが、たくさんの石が積まれていました。

瀧蔵神社(海上山千葉寺)
本堂の裏手にある瀧蔵神社です。覆屋の中にある木造の社殿はコンクリート製の本堂より歴史が感じられました。

過去の参拝履歴

第1番〜第4番札所(杉本寺、岩殿寺、安養院、長谷寺)
第5番勝福寺
第6番長谷寺
第7番光明寺
第8番星谷寺
第9番慈光寺
第10番正法寺
第11番安楽寺
第12番慈恩寺
第13番浅草寺
第14番弘明寺
第15番長谷寺
第16番水沢寺
第17番満願寺
第18番中禅寺
第19番大谷寺
第20番西明寺
第21番日輪寺
第22番佐竹寺
第23番観世音寺
第24番雨引観音楽法寺
第25番筑波山大御堂
第26番清瀧寺
第27番清瀧寺
第28番滑河山龍正院

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