2012年2月5日日曜日

坂東三十三観音 第20番 西明寺

本堂(西明寺)
坂東三十三観音第20番札所である西明寺。栃木県では最後の札所であり、焼き物で有名な益子町にある真言宗豊山派のお寺です。益子の町からは少し離れた山の中にあり静かな雰囲気の境内でした。しかし3月11日の震災により被害を受け坂東三十三観音公式サイトによると被害多数により原則入山禁止。納経は要電話連絡。となっています。西明寺の公式サイトには入山禁止の情報はありませんが、信徒会館の屋根の一部が道路に落下する可能性があるとのことで車は200メートル手前の駐車場までとなっています。

納経所(西明寺)
私が参拝したときは震災以前であったため茅葺き屋根の納経所の手前にある駐車場に車を停めることができました。

参道(西明寺)
納経所の先で少し長めの階段を登ります。この階段も震災の影響で一部崩れてしまったそうです。

楼門(西明寺)
階段を登りきると茅葺き屋根が立派な楼門。延徳元年(1489年)から10年もかけて完成されたもので国指定重要文化財となっています。楼門には仁王が奉られていますが柵が太く残念ながら隙間からみるようになってしまいます。

三重塔(西明寺)
楼門の左手にある三重塔も国指定重要文化財となっており、関東甲信越四大古塔のひとつとして有名らしいのですが、関東甲信越四大古塔というものを今回初めて聞いた私には他の3つがどこなのか全く分かりません。気になって検索をしてみましたが結果として表示されるのは西明寺の三重塔ばかり・・・。

閻魔堂(西明寺)
落ち着いた山寺という雰囲気で心静まる西明寺ですが、他を見逃しても閻魔堂を忘れてはいけません。通常であれば外からお堂を眺めておしまいなのですが、西明寺の閻魔堂は中に入ることができ、閻魔大王、善童子、悪童子、奪衣婆、地蔵尊の五体の仏像を参拝することができます。閻魔像の大きさは像高2.5mとのことですがお堂が狭いのでより大きく感じられ、その大きさに圧倒されてしまいます。閻魔大王に限らずどの仏像も立派で歴史と迫力のある仏像を間近に見ることができ予定より多くの時間を閻魔堂で過ごしてしまいました。迫力のある閻魔大王ですが大きく口をあけている姿が笑っているように見えるため笑い閻魔とも言われているそうです。ちなみにお堂の中の照明は入るときに点灯させるので出るときの消灯を忘れないよう心掛けて下さい。

過去の参拝履歴
第1番〜第4番札所(杉本寺、岩殿寺、安養院、長谷寺)
第5番勝福寺
第6番長谷寺
第7番光明寺
第8番星谷寺
第9番慈光寺
第10番正法寺
第11番安楽寺
第12番慈恩寺
第13番浅草寺
第14番弘明寺
第15番長谷寺
第16番水沢寺
第17番満願寺
第18番中禅寺
第19番大谷寺

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