2012年2月5日日曜日

坂東三十三観音 第24番 雨引観音楽法寺

本堂と多宝塔(楽法寺)
坂東三十三観音第24番札所は楽法寺というお寺の名称より雨引観音として知られており、茨城県内の札所では一番有名なお寺のようです。雨引山というのは弘仁12年の大旱魃の際に嵯峨天皇が写経を楽法寺に納めた結果、雨が降ったため嵯峨天皇から勅命により賜った山号であるそうです。

山道入口(楽法寺)
駐車場に車を停めて参道の階段を登ります。小ぶりな山門には仁王はいませんでした。ちなみに山の上の方にも駐車場がありそちらのほうが本堂に近くて便利ですが、山上の駐車場を利用するとこの山門を通ることができません。

山門(楽法寺)
駐車場から参道の長い階段を登っていくと立派な山門があり仁王はこちらにおりました。網等はありませんが木の枠が太く拝みにくい仁王様でした。天井裏の龍と天女の絵も古いものでしょうが見応えがあるものでした。ちなみに、このあたりの夜は物騒なのか「境内は閉門後警備犬による警備を行っており夜間新入はお断り」との立看板がありました。

東照山王権現(楽法寺)
境内に入ると大勢の参拝者で賑わっていますが、右側を向くと人気のない神社がありました。お寺の境内に神社があり珍しくて近寄ってみると。家康死後1625年に東照大権現として建立されたものですが、老朽化が激くなった1727年に山王大権現と合祀されたものだそうで、極彩色の華やかな社殿でした。

本堂(楽法寺)
神社が気になって先に向かってしまいましたが、最初に目につくのは本堂と多宝塔です。どちらも県史低の文化財となっており、本堂内での参拝も可能なようです。本堂への上がり口にある阿弥陀如来とその他仏像群が古びた良い雰囲気でしたが、なにも説明がありませんでした。無造作に置かれていたので見た目ほど歴史のあるものではないのかもしれません。

地蔵(楽法寺)
楽法寺は水子供養も盛んなようで、裏山にはたくさんのお地蔵さんがありました。

観音(楽法寺)
山道を登ると頂上に観音像がありました。もともとは弁天池の場所にあったものですが、庭園造成のためここに移転されました。観光地としても有名なお寺で多くの参拝者がいましたが、本堂近辺以外は人も少なくのんびりとお参りすることができました。

過去の参拝履歴
第1番〜第4番札所(杉本寺、岩殿寺、安養院、長谷寺)
第5番勝福寺
第6番長谷寺
第7番光明寺
第8番星谷寺
第9番慈光寺
第10番正法寺
第11番安楽寺
第12番慈恩寺
第13番浅草寺
第14番弘明寺
第15番長谷寺
第16番水沢寺
第17番満願寺
第18番中禅寺
第19番大谷寺
第20番西明寺
第21番日輪寺
第22番佐竹寺
第23番観世音寺

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