2012年2月5日日曜日

坂東三十三観音 第26番 南明山清瀧寺

本堂(清瀧寺)
坂東三十三観音第26番札所である南明山清瀧寺です。第25番札所の筑波山大御堂から筑波スカイラインを通り終点である土浦市小野の分かりにくい場所にあります。小野という地名の由来は小野小町のお墓があることのようで、町おこしでは小野小町を前面に出し小町の館を作ったりしているようですが、近くにある小野小町のお墓は何故か見学禁止となっていました。

参道階段(清瀧寺)
車で来ると長い階段の参道が正面にみえます。大きな木に囲まれた参道が古寺の雰囲気を出しており気分が高まってきます。向かって左側に駐車場がありますが、駐車台数は3台程度しかありません。

安産不動(清瀧寺)
参道の階段途中にあった不動堂の中にある不動明王は安産に効果があるようです。

山門(清瀧寺)
このお寺で一番歴史があると思われる山門。山門内には阿弥陀如来像を抱く阿形像があるらしいのですが、一般の参拝者にはなんのことやらです。

納経所(清瀧寺)
境内はひっそりとしていて人影がありません。本堂左側の納経所で納経をお願いします。

焼失跡?(清瀧寺)
坂東札所であることもあり昔は七堂伽藍を備えた大寺であったようですが、天正年間(1573-1592)の兵火で消失してしまいました。その後も火災が多いようで昭和44年に江戸時代に再建された本堂がご本尊と共に焼失。昭和48年には再建中の仮堂も焼失してしまいました。現在の本堂は昭和52年に再建されたものです。境内には火災時の名残りと思われる焼け焦げた獅子がありました。かつて本堂の一部であったものでしょうか。

大師堂(清瀧寺)
真言宗のお寺であるので、境内には弘法大師が奉られている大師堂がありましたが、空海像をお地蔵さんと間違える人が多いのか面白い注意書がありました。ここで茨城県の札所は終了で次の札所から千葉県になります。

過去の参拝履歴
第1番〜第4番札所(杉本寺、岩殿寺、安養院、長谷寺)
第5番勝福寺
第6番長谷寺
第7番光明寺
第8番星谷寺
第9番慈光寺
第10番正法寺
第11番安楽寺
第12番慈恩寺
第13番浅草寺
第14番弘明寺
第15番長谷寺
第16番水沢寺
第17番満願寺
第18番中禅寺
第19番大谷寺
第20番西明寺
第21番日輪寺
第22番佐竹寺
第23番観世音寺
第24番雨引観音楽法寺
第25番筑波山大御堂

坂東三十三観音 第25番 筑波山大御堂

本堂(筑波山大御堂)
坂東三十三観音第25番札所である筑波山大御堂です。明治の神仏分離により衰退してしまったため当時のものはほとんど残っていません。今では多くの参拝者が訪れる筑波神社の横でこじんまりとたたずんでいます。寺院巡りをしていると廃仏毀釈の影響を感じることが多いのですが水戸藩のお膝元である筑波山は特にひどかったようでご本尊が残っているたのが不思議なくらいです。

納経所(筑波山大御堂)
納経は鮮やかな本堂の左側にある納経所でお願いしました。

筆塚(筑波山大御堂)
境内も狭く昔のものはほとんどありませんが色々と新しい試みがあるようです。筆塚やガン諸病を封じる祈願石がありました。納経所の隣の新しいお堂は平成22年に建立された大師堂です。

大木(筑波山大御堂)
江戸時代以前の遺構は現在の筑波神社のほうに残っているため、坂東三十三観音札所でなければこの大御堂へは訪れる方はほとんどいないのではないのでしょうか。今回の大御堂参拝で昔から残っていたと思われたのは駐車場の隅に生えていた大木くらいでした。

過去の参拝履歴
第1番〜第4番札所(杉本寺、岩殿寺、安養院、長谷寺)
第5番勝福寺
第6番長谷寺
第7番光明寺
第8番星谷寺
第9番慈光寺
第10番正法寺
第11番安楽寺
第12番慈恩寺
第13番浅草寺
第14番弘明寺
第15番長谷寺
第16番水沢寺
第17番満願寺
第18番中禅寺
第19番大谷寺
第20番西明寺
第21番日輪寺
第22番佐竹寺
第23番観世音寺
第24番雨引観音楽法寺

坂東三十三観音 第24番 雨引観音楽法寺

本堂と多宝塔(楽法寺)
坂東三十三観音第24番札所は楽法寺というお寺の名称より雨引観音として知られており、茨城県内の札所では一番有名なお寺のようです。雨引山というのは弘仁12年の大旱魃の際に嵯峨天皇が写経を楽法寺に納めた結果、雨が降ったため嵯峨天皇から勅命により賜った山号であるそうです。

山道入口(楽法寺)
駐車場に車を停めて参道の階段を登ります。小ぶりな山門には仁王はいませんでした。ちなみに山の上の方にも駐車場がありそちらのほうが本堂に近くて便利ですが、山上の駐車場を利用するとこの山門を通ることができません。

山門(楽法寺)
駐車場から参道の長い階段を登っていくと立派な山門があり仁王はこちらにおりました。網等はありませんが木の枠が太く拝みにくい仁王様でした。天井裏の龍と天女の絵も古いものでしょうが見応えがあるものでした。ちなみに、このあたりの夜は物騒なのか「境内は閉門後警備犬による警備を行っており夜間新入はお断り」との立看板がありました。

東照山王権現(楽法寺)
境内に入ると大勢の参拝者で賑わっていますが、右側を向くと人気のない神社がありました。お寺の境内に神社があり珍しくて近寄ってみると。家康死後1625年に東照大権現として建立されたものですが、老朽化が激くなった1727年に山王大権現と合祀されたものだそうで、極彩色の華やかな社殿でした。

本堂(楽法寺)
神社が気になって先に向かってしまいましたが、最初に目につくのは本堂と多宝塔です。どちらも県史低の文化財となっており、本堂内での参拝も可能なようです。本堂への上がり口にある阿弥陀如来とその他仏像群が古びた良い雰囲気でしたが、なにも説明がありませんでした。無造作に置かれていたので見た目ほど歴史のあるものではないのかもしれません。

地蔵(楽法寺)
楽法寺は水子供養も盛んなようで、裏山にはたくさんのお地蔵さんがありました。

観音(楽法寺)
山道を登ると頂上に観音像がありました。もともとは弁天池の場所にあったものですが、庭園造成のためここに移転されました。観光地としても有名なお寺で多くの参拝者がいましたが、本堂近辺以外は人も少なくのんびりとお参りすることができました。

過去の参拝履歴
第1番〜第4番札所(杉本寺、岩殿寺、安養院、長谷寺)
第5番勝福寺
第6番長谷寺
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第8番星谷寺
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第12番慈恩寺
第13番浅草寺
第14番弘明寺
第15番長谷寺
第16番水沢寺
第17番満願寺
第18番中禅寺
第19番大谷寺
第20番西明寺
第21番日輪寺
第22番佐竹寺
第23番観世音寺

坂東三十三観音 第23番 観世音寺

入口(観世音寺)
坂東三十三観音第23番札所の佐白観世音寺は茨城県笠間市にある普門宗のお寺。お寺に近づくと予想以上の人と車の数。ちょうどつつじの時期でありつつじ祭りが開催されていたのでした。佐白山観世音寺の境内にもつつじが植えられており、入口にある銀色の看板から参道の脇につつじの花がたくさん咲いていました。

自動車遭難精霊供養塔(観世音寺)
少し登りごたえのある階段を登りきると境内左側に「自動車遭難精霊供養塔」がありました。自動車専用の供養塔は他であまり見かけたことがありません。車で参拝している私も巡礼の安全を祈願し手を合わせてきました。

本堂(観世音寺)
境内からつつじ公園へ行く道があるようで本堂前は参拝の方以外にもつつじ祭りの方が多くいて賑わっていました。本堂左側には「本堂客殿再建事務所」と書かれた看板が掲げられていました。今の建物は仮の建物のようです。

本堂内(観世音寺)
納経は本堂内であるため本堂の中にも気軽に入れます。入って右側のお土産売り場でお茶を頂きながら納経をお願いします。女性的な話し方のご住職が納経帳に記帳後に十句観音経を唱えてくださいます。他の札所と異なる対応でありがたい気持ちになれました。今回は坂東三十三観音めぐりということで笠間市で有名な笠間稲荷とつつじ祭りは立ち寄らずに次の札所に向かいます。

過去の参拝履歴
第1番〜第4番札所(杉本寺、岩殿寺、安養院、長谷寺)
第5番勝福寺
第6番長谷寺
第7番光明寺
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第10番正法寺
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第15番長谷寺
第16番水沢寺
第17番満願寺
第18番中禅寺
第19番大谷寺
第20番西明寺
第21番日輪寺
第22番佐竹寺

坂東三十三観音 第22番 佐竹寺

本堂(佐竹寺)
坂東三十三観音第22番札所の佐竹寺は真言宗豊山派のお寺です。茨城県常陸太田市から県道51号線を南西に進むと大きな山門が見えてきて巡礼気分が高まってきます。佐竹寺は江戸時代までは坂東三十三観音札所として栄えていたようですが、明治の廃仏毀釈以降昭和24年まで無住であったために荒廃してしまったとのこと。境内に入り本堂に向かうと国指定重要文化財であるにもかかわらず古い建物であるというだけでなくなにやら寂れた雰囲気が感じられます。

山門(佐竹寺)
歴史を感じられる山門ですが昭和15年に再建されたもの。中に安置されている仁王像は江戸時代の作とのことで色は剥がれ落ちてしまっていますが迫力のある表情で見応えがあります。鳥除けの金網もないので仁王好きの方は十分堪能することができます。

千社札(佐竹寺)
本堂の中には入れませんが、扉の隙間から中を覗いてみると薄暗い中にお前立ちと思われる観音様をみることができました。それにしても千社札の数に圧倒されます。

納経所(佐竹寺)
納経は山門を入って右側にある納経所で常駐?しているおばあさんにお願いします。耳が遠いのでたまに会話がすれちがってしまいますが、色々とお話を伺うことができました。佐竹寺は国指定の文化財となっているが檀家が少ないので修繕に必要なお金がない。そのため、直したいところはたくさんあるが修繕ができないのだそうです。檀家が少なく他に観光もない場所にある寺院は坂東三十三観音札所といえども維持していくのは大変だということを実感しました。

過去の参拝履歴
第1番〜第4番札所(杉本寺、岩殿寺、安養院、長谷寺)
第5番勝福寺
第6番長谷寺
第7番光明寺
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第18番中禅寺
第19番大谷寺
第20番西明寺
第21番日輪寺

坂東三十三観音 第21番 日輪寺

本堂(日輪寺)
坂東三十三観音第21番札所である日輪寺。坂東三十三観音札所の中でも一番の難所で有名なお寺です。茨城県、栃木県、福島県の3県にまたがる八溝山の山腹にあり1月2月は降雪のため閉山となってしまいます。

県道248号線入口(日輪寺)
地図を見ると日輪寺へは県道248号線で向かうのが良さそうです。カーナビでも県道248号線を通るルートを案内されますが、一部区間が工事中であり通行できません。県道28号線から3.5km先で通行止めのようですが、県道28号線との分岐地点で通行できませんでした。

林道入口(日輪寺)
県道248号線が通行止めのため、県道28号線を北上し八溝線林道に向かいます。林道の入口には八溝嶺神社の大きな鳥居がありこちらのほうが八溝山の登山道入口らしさを感じられます。林道ということで全線舗装されていますが道幅は細くきついカーブも多いので通行時は注意して下さい。

県道248号線山頂側通行止(日輪寺)
県道248号線の山頂側は日輪寺入口まで通行可能でした。ここから1.7km先通行止めとのことですが、柵が作られておりここから先は通れません。ちなみに当初の計画ではとっくに開通しているはずだったのですが、公共事業の経費削減により工事が中止してしまい、現在も再開時期は未定とのこと。

旧本堂(日輪寺)
日輪寺は明治13年の山火事で堂塔を焼失してしまい大正4年に再建されました。現在の本堂は昭和48年に建設されたものですが、その横に大正4年に再建された旧本堂がありました。納経を現本堂内で終え駐車場に戻ります。日輪寺の駐車場の隅には異様な雰囲気を醸し出している看板があり気になっていたのですが、参拝を終え駐車場に戻ると看板の主と思われる方が駐車場で熱心に客引き?をしています。看板に書いてある意味不明な日本語を見て当然のように誰も近寄らないのですが、どんな方なのか気になるので話を伺ってみることにしました。

駐車場の看板(日輪寺)
看板の主の話では、自分は世の中のしくみを全て分かっており、それを世間の人に話すため日輪寺の駐車場横の小屋にやってくるのだそうです。普段は市内の自宅にいるようで日輪寺とは関係はないとのこと。日輪寺の駐車場に来る人をターゲットにしているようですが、日輪寺からはなにも言われないのでしょうか?看板の主は熱心な民主党支持者であり、私が訪れた時はちょうど衆院選挙前の時期であったため民主党政権になればどれだけ良い世の中になるのかを延々と話し始めます。おそらく看板に貼ってあった民主党議員の関係者なのでしょう。看板の文字を見ると日本語が不自由な方に思われますが会話の日本語はいたって普通です。ただし、話は極端な自民党批判と盲目的な民主党支持な内容。これでは民主党のイメージが悪くなってしまうのではと心配してしまいましたが大丈夫なのでしょうか。政権交代後も民主党が公約としていたことはほとんど実現されておらず、これからも実現見込みは低いようですが、今は看板がどのような内容になって看板の主が何を話しているのか気になるところです。

過去の参拝履歴
第1番〜第4番札所(杉本寺、岩殿寺、安養院、長谷寺)
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第6番長谷寺
第7番光明寺
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第14番弘明寺
第15番長谷寺
第16番水沢寺
第17番満願寺
第18番中禅寺
第19番大谷寺
第20番西明寺

坂東三十三観音 第20番 西明寺

本堂(西明寺)
坂東三十三観音第20番札所である西明寺。栃木県では最後の札所であり、焼き物で有名な益子町にある真言宗豊山派のお寺です。益子の町からは少し離れた山の中にあり静かな雰囲気の境内でした。しかし3月11日の震災により被害を受け坂東三十三観音公式サイトによると被害多数により原則入山禁止。納経は要電話連絡。となっています。西明寺の公式サイトには入山禁止の情報はありませんが、信徒会館の屋根の一部が道路に落下する可能性があるとのことで車は200メートル手前の駐車場までとなっています。

納経所(西明寺)
私が参拝したときは震災以前であったため茅葺き屋根の納経所の手前にある駐車場に車を停めることができました。

参道(西明寺)
納経所の先で少し長めの階段を登ります。この階段も震災の影響で一部崩れてしまったそうです。

楼門(西明寺)
階段を登りきると茅葺き屋根が立派な楼門。延徳元年(1489年)から10年もかけて完成されたもので国指定重要文化財となっています。楼門には仁王が奉られていますが柵が太く残念ながら隙間からみるようになってしまいます。

三重塔(西明寺)
楼門の左手にある三重塔も国指定重要文化財となっており、関東甲信越四大古塔のひとつとして有名らしいのですが、関東甲信越四大古塔というものを今回初めて聞いた私には他の3つがどこなのか全く分かりません。気になって検索をしてみましたが結果として表示されるのは西明寺の三重塔ばかり・・・。

閻魔堂(西明寺)
落ち着いた山寺という雰囲気で心静まる西明寺ですが、他を見逃しても閻魔堂を忘れてはいけません。通常であれば外からお堂を眺めておしまいなのですが、西明寺の閻魔堂は中に入ることができ、閻魔大王、善童子、悪童子、奪衣婆、地蔵尊の五体の仏像を参拝することができます。閻魔像の大きさは像高2.5mとのことですがお堂が狭いのでより大きく感じられ、その大きさに圧倒されてしまいます。閻魔大王に限らずどの仏像も立派で歴史と迫力のある仏像を間近に見ることができ予定より多くの時間を閻魔堂で過ごしてしまいました。迫力のある閻魔大王ですが大きく口をあけている姿が笑っているように見えるため笑い閻魔とも言われているそうです。ちなみにお堂の中の照明は入るときに点灯させるので出るときの消灯を忘れないよう心掛けて下さい。

過去の参拝履歴
第1番〜第4番札所(杉本寺、岩殿寺、安養院、長谷寺)
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第18番中禅寺
第19番大谷寺

瀬又こいのぼり

鯉のぼり(瀬又こいのぼり)
市原市瀬又付近の村田川には毎年多くのこいのぼりが飾られています。横の県道130号線を通ることが良くありこいのぼりが気になっていたので今回はじっくり川岸を歩いてみることにしました。

鯉のぼり上流から(瀬又こいのぼり)
川をはさんでロープを張り多くのこいのぼりが吊られている姿は沿道を通る人々の視線を誘います。年を追う毎に数が増えているような気がしますがどうなんでしょうか。今日は風が強かったのでこいのぼり達も元気に泳いでいました。

くま(瀬又こいのぼり)
熊の森ミュージアムにいそうな熊もこいのぼりを持っていました。

枝垂れ桜(瀬又こいのぼり)
川岸は桜並木となっていますがもうこの時期はすっかり花は見当たりません。1本だけ枝垂れ桜に花が残っていましたがもう終わりのようです。

駐車場(瀬又こいのぼり)
車で良く通る道なのでこいのぼりは気になっていたのですが車を停める場所がなくゆっくり見ることがなかったのですが、君見橋のところに駐車場が用意されていたので今回はゆっくりこいのぼりを堪能することができました。気づかなかったのですが今までもあったのかもしれません。

坂東三十三観音 第19番 大谷寺

平和公園(大谷寺)
坂東三十三観音第19番札所の大谷寺。開門前に到着してしまったので大谷寺の前にある大谷公園に行ってみました。大谷石の採石場跡に刻まれた平和観音の完成後に開園した公園で、大谷石の採石跡に囲まれた独特の風景を楽しむことができます。その中でも一際目立つ平和観音は第二次世界大戦の戦没者の霊を弔うために6年の歳月をかけ昭和29年12月に完成したもので、これから向かう大谷寺の観音様の御前立となっているのだそうです。高さは26.93mもあるので左横の階段を使って上の展望台に行くとかなりの高さを感じます。

山門(大谷寺)
大谷公園を散策していると大谷寺の開門時間になりましたので駐車場の目の前にある真っ赤な山門から中に入り拝観料を支払います。大谷公園からも歩ける距離なので公園のほうから歩いて来る人も多いようでした。

阿形(大谷寺)
山門内の仁王像は山門と同じく真っ赤に彩色されています。金網等さえぎるものがないので仁王好きの方は満足できることでしょう。

吽形(大谷寺)
顔がやけに大きかったり肩幅より大きい腹まわり等、全体的にアンパランスな仁王像。

本堂(大谷寺)
この地の名産である大谷岩に呑みこまれたような場所にある本堂は大谷寺ならではのものです。ご本尊の千手観世音菩薩は平安時代初期のもので後ろの岩壁面に掘られた磨崖仏です。洞穴となっているこの場所には他にも釈迦三尊、薬師三尊、阿弥陀三尊像が掘られており、本堂がそれぞれの磨崖仏を守るように建っています。この仏群は磨崖仏としては日本最古のものといわれており国指定特別史跡・重要文化財になっています。

白蛇(大谷寺)
本堂と逆側には大谷寺の発掘調査により発見された縄文弥生時代の人骨や土器、石器等の説明のある宝物館があり。その前には大きな池がありました。池の中には弁天堂があり、弁財天に仕える白蛇の頭をさするとご利益があるのだそうです。

過去の参拝履歴
第1番〜第4番札所(杉本寺、岩殿寺、安養院、長谷寺)
第5番勝福寺
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第7番光明寺
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第17番満願寺
第18番中禅寺

坂東三十三観音 第18番 中禅寺

本堂右(中禅寺)
有名な観光地である日光の中禅寺湖。その名前のもとになったお寺が坂東三十三観音第18番札所の中禅寺です。日光というと多くの人で賑わっている印象ですが、こちらは国道120号線から離れているためか他の観光地と比べると人が少ない印象です。私も日光には何度も観光で訪れていましたが中禅寺に来たのは今回が初めてでした。

山門(中禅寺)
中禅寺は世界遺産に登録された輪王寺の別院で天台宗の寺院。国道120号線から立木観音入口交差点を南に曲がり県道250号線を進むと真っ赤な目立つ山門があるので場所はすぐに分かります。山門の前で拝観料を払って境内に入ります。

風神(中禅寺)
山門の表側には仁王像が安置されていますが、裏側には風神と雷神があります。

雷神(中禅寺)
緑色に彩られた風神に比べ雷神はかなり色がおちてしまっています。忿怒相なのですがユーモラスな表情で怖さが感じられません。

鐘楼(中禅寺)
境内に入るとまず目につく鐘楼。諸願成就の梵鐘とのことです。

鐘楼入口(中禅寺)
鐘楼の入り口は開放されており、中に入れるようになっています。

鐘楼内部(中禅寺)
暗くて急な階段を上ると赤い柱に囲まれた中に鐘が下がっていました。古びた柱に多くの千社札が貼られている姿を見ると古社に来たことを実感させられます。

波之利大黒天堂(中禅寺)
本堂の右側にある波之利大黒天堂。勝道上人が日光山を開いた時に中禅寺湖に現れた大黒天を祀っています。ご本尊の立木観音に参拝するにはこの波之利大黒天堂の左側から本堂に入ります。

本堂全景(中禅寺)
本堂に入るとすぐにお参りできるわけではなく本堂右側の部屋で待機させられます。前にお参りされている方が本堂からいなくなると私達の順番になり立木観音の前に向かいます。立木観音は思ったよりも大きく見応えのあるものでした。しかし、本堂内で僧侶の案内を聞いた後、お土産を買わない方は外に出ることになります・・・。本堂内での納経は禁止されており、本堂の外に「信者の方でお勤め(読経)なさる方はこの場所でお願い致します。」と注意書きがありました。本堂内は狭いのでメインの立木観音の前にはいつまでも居座るなということなのでしょう。ちなみに他の札所ではないシステムですが写経を奉納する方は写経奉納箱に500円同封しなければいけません。

五大堂(中禅寺)
本堂を出た後に順路を進むと山の上にある五大堂に着きます。名前のとおり五大明王を祀った建物ですが、ここでも販売員によるお土産物販売があります。順路通りに進み説明員の案内と土産物販売があるというシステムは観光で中禅寺を訪れる人には良いのでしょう。しかし、巡礼として参拝に来ると多くの観光客を効率よくさばきたいというお寺側の意図が感じられがっかりしてしまいます。

五大堂からの眺め(中禅寺)
他にも観光地として有名な札所がありましたが、何故か中禅寺は他の札所よりも寺院としてのありがたさより観光地としての雰囲気を多く感じてしまいます。参拝した寺院が商売熱心であるとお寺を維持していくためには仕方ないと分かっていても残念な気持ちになってしまいます。五大堂は他の場所より高いところにあるので外に出ると中禅寺湖を眺めることができ、雲間からもれる陽の光が綺麗でゆっくりしてしまいました。拝観終了時間になってしまうと困るので中禅寺湖の眺めを惜しみつつ下に降りると拝観終了時間まで30分以上前であるにもかかわらず愛染堂の扉は閉められてしまいました。お客さんが少ない時は店じまいも早いのでしょうか。

過去の参拝履歴
第1番〜第4番札所(杉本寺、岩殿寺、安養院、長谷寺)
第5番勝福寺
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第8番星谷寺
第9番慈光寺
第10番正法寺
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