2012年1月10日火曜日

坂東三十三観音 第13番 浅草寺

本堂(浅草寺)
寺を知っている方は多いのではないでしょうか。私がお参りした日も多くの参拝者に加え海外からの観光客も多く参道はとても混雑していました。

宝蔵門(浅草寺)
浅草寺で門といえば、風神雷神のまつられている雷門が有名ですが、本堂手前にもうひとつ大きな門があります。こちらは仁王門で戦災後に宝蔵門として再建されたもの。存在感のある中央の提灯の重さは400kg!

本堂内部(浅草寺)
本堂内も混雑していて外陣だけでなく内陣の前立ち本尊前にも参拝の方がたくさんいらっしゃいました。
本堂は戦災後に再建されたコンクリート製のものですが、新しい寺であるにもかかわらず歴史が感じられます。朱塗りの鮮やかさと遠くからも見える瓦屋根が見事な本堂でした。
ちなみに本尊の聖観世音菩薩は秘仏となっています。

銭塚地蔵堂(浅草寺)
浅草寺へのお参りは、門前のお土産物屋と本堂のみの方がほとんどのようですが、広い境内には他にも多くの見どころがあります。
本堂から西側に進むとたくさんの赤いのぼりが目につきます。銭塚地蔵堂という戦災後に再建された鉄筋コンクリートのお堂。
江戸時代のことですが、庭先でお金がたくさん入った壷を見つけた人がいました。このお金に頼ると堕落してしまうと思い壷を埋め戻し働きつづけ、この心掛けにより一家繁栄したという素晴らしい話。
壷を埋めた上にお地蔵さんまつったのだそうですが、今ではお金がつまった壷はここには埋まっていないようです。

胎内くぐりの灯篭
本堂の西側にある淡島堂近辺も人が少ないですが、色々と見どころのある場所です。
針供養塔、戦災者の霊をまつる大平和塔、鮮やかな色彩が目を引く写経供養塔等、塔密集地帯で塔好きにはたまらない場所です。
淡島堂の左手にあった石灯篭は参拝の子供が灯篭の下をくぐると虫封じや疱瘡除けになるありがたいものでありますが、私たちが参拝している間に下をくぐっているお子様はいらっしゃいませんでした。

ポッポの歌碑(浅草寺)
本堂の左前の一等地ともいえる場所にあった「鳩ポッポの歌碑」。なぜ、浅草寺の境内にあるのか分かりませんが、境内にハトが多いからでしょうか? とても良い場所にあるのですが、参拝者の注目度は低いようでした。

瓜生岩子女史
浅草寺には以前にも何回か訪れているのですが、過去の写真を整理すると必ずこのおばあさんの写真があります。何をして銅像になった方か分からないでいたのですが、何故か私の興味をひくものがあるようです。 銅像の横に詳しい説明があったので読んでみると。氏名は瓜生岩子さん、福島県の方で江戸時代から明治時代に胎児間引き等の当時の悪習を正し、社会福祉事業の推進に務められた方とのこと。 雷門から本堂までが大混雑の浅草寺ですが、境内には他にも見どころがたくさんああります。境内以外にも浅草寺西側のアジアな雰囲気の食堂(酒屋?)で昭和を感じられるのも浅草ならではでおすすめです。浅草寺に訪れる際は他の札所と一緒の日ではなく浅草寺とその周辺で1日満喫するのが良さそうです。

過去の参拝履歴
第1番〜第4番札所(杉本寺、岩殿寺、安養院、長谷寺)
第5番勝福寺
第6番長谷寺
第7番光明寺
第8番星谷寺
第9番慈光寺
第10番正法寺
第11番安楽寺
第12番慈恩寺

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