2012年2月5日日曜日

富士塚(たぬきの里)

柳原橋から(富士塚)
千葉県道141号線を北上すると養老川にかかる柳原橋右手に気になる小山があります。山の上に人がいることもあったので登れるようですが、近寄る方法がわからず山の正体も分からないためいつもくやしい思いをしていました。今回は登頂する決意も固く柳原橋から目的の小山を眺めます。

近景(富士塚)
この小山に近づくには運送屋さんトラックがたくさん停まっている場所を通り抜けるしかなさそうで中に入るのをためらいます。
入り口には「たぬきの里」と書いてある看板があります。「たぬきの里」がなんだか分かりませんが目的の小山も「たぬきの里」関連の場所ではないかと予想してたぬき好きの雰囲気を醸し出しながら中へ進みます。
ちなみに入口には「らんちゅう直売」と書かれた看板もあり、金魚好きになるかたぬき好きになるか迷いましたが、らんちゅう直売は道路向かいのお店のこと。今回はたぬき好きが正解です。

入口(富士塚)
運送屋さんのトラックが停まっている中を進むと奥のほうに事務所らしき小屋があり、話を伺おうと寄ってみたのですが残念ながら誰もいませんでした。無断でうろうろするのも怪しいので敷地内で作業をしている人に小山のことを聞いてみると、前の会長が残土で作ったもので勝手に登っても良いとのことでしたので、安心して小山に向かいます。
とは言うものの運送屋さんの敷地内ですので不審者と間違われないように注意して行動します。
小山の下部には鳥居があり頂上と途中のものもふくめると3つの鳥居があります。鳥居の横の祠には狐がいたのでお稲荷さんでしょうか?


木の看板(富士塚)
鳥居の横にあった木にはかすかに富士塚と読めます。きになる小山の正体は富士塚でした。作られたのはいつのことかは分かりませんが、表示はかなり薄くなっていました。

二の鳥居(富士塚)
思ったより草が深く斜面も急で登りにくいです。以前見たときはもっと土がむき出しだったようですが、たまに手入れをしている方がいらっしゃるのでしょうか?

三の鳥居(富士塚)
二の鳥居から頂上までは石段があり補助用のロープもありました。

浅間神社(富士塚)
頂上には祠があり、こちらは富士塚らしく浅間神社となっていました。

頂上からの眺め(富士塚)
謎の小山の頂上(富士塚)から県道141号線柳原橋方面を眺めてみました。下から見るとそんなに高い山だとが思っていませんでしたが、周囲に高い建物がないこともあり意外と良い眺めでした。

メイン登山口?(富士塚) 初めは気づきませんでしたが、私が登った道と別に登り口がありこちらのほうが整備されているようでした。養老川の上流にあるこちらの登山口がメインルートなのかもしれません。それでも草が生い茂って斜面は急であるため登るのは苦労します。
今回、念願かなってこの山に登頂することができましたが、運送屋さんの敷地内ということもあり、誰でも気軽に入れる場所ではないのが残念です。せっかく立派な山を作られたのでもっと一般に公開して頂きたいものですが、そうすると定期的な整備等が必要となり維持管理していくのが難しいのかもしれません。
とても興味を引く場所であり訪れたい登ってみたいという方も多いと思われますが、怪我や事故があって立ち入り禁止なんてことになってしまうと残念ですので、訪問する際には私有地の中で善意で公開されている場所であるということをわきまえて頂ければと思います。

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